ふわふわの白い体毛に青い瞳が特徴のラグドール。「ぬいぐるみ」や「人形」という意味を持つほど性格は穏やかで人に抱っこされるのが大好きな子が多いです。飼いやすいと人気のラグドールについて、歴史や性格、かかりやすい病気についても解説していきます!
この記事を読んだらわかる事
・ベンガルの歴史と性格
・飼育方法とかかりやすい病気について
・どんな人におすすめなのか
ベンガルってどんな猫?
美しいスポット模様が特徴的で、その野性的な見た目からファンも多い猫種です。
そのワイルドな見た目とは裏腹に人懐っこい性格がギャップを感じさせ、運動量が多く活発的なので走ったりジャンプしたりする野性的な姿にも魅了されます。
血統種の中でも特別存在感のあるベンガルは、野性的で元気な姿を見せてくれて人とのコミュニケーションも好きな猫を探している人にピッタリの猫ちゃんです!
ベンガルの歴史

ベンガルの歴史は比較的新しく、1960年代にアメリカのブリーダーが野生種のアジアンレオパードとも呼ばれている「ベンガルヤマネコ」と短毛種「イエネコ」のブラックを掛け合わせて新種の改良を始めました。
その結果、アジアンレオパードのスポット模様を受け継いだ子猫が何匹が生まれました。
一度繁殖は中断されたものの、1970年代後半になり繁殖が再開され美しいスポット模様を持つベンガルが誕生し、1983年にTICA(猫の世界最大の血統登録機関であり、かつキャット・ショー公認機関としても世界最大の団体)に公式認定されました。
ベンガルの特徴
性格
野性的でワイルドな見た目から、飼育が難しい性格なのではないかという印象を持っている人もいるかもしれませんが、実は人懐っこく穏やかでペットに向いている猫種です。
また、猫では珍しく好んで水遊びをする傾向があり、運動量も多く活発なので飼育環境は整えてあげなければいけません。特にお風呂場に出入りできないようにするなど、事故が起きないようにしましょう。
さらに、「よく鳴く猫」とも言われているので、周りの環境も考慮しましょう。集合住宅の場合は特に注意が必要な場合があります。
身体的特徴

毛色がブラウンとシルバーのみの短毛種で、ベンガル特有の美しいスポット模様を持っています。
シングルコートなので抜け毛の量は普通です。
目の色は様々で、オッドアイ以外のどんな色になるのか成長が楽しみな1つのポイントですね!
力強い模様にあった筋肉質でたくましいボディで身体能力が高いため、キャットタワーなどで上下運動のできる環境作りが大切です。
ベンガルがかかりやすい病気

- ピルビン酸キナーゼ欠損症
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遺伝性の病気で赤血球に存在するピルビン酸キナーゼが先天的に欠損している事が原因で、エネルギーを十分に作る事ができなくなってしまい、赤血球の寿命が短くなる病気です。
症状は、慢性的な貧血・可視粘膜(耳や歯茎)の蒼白・疲れやすい・呼吸が速いといったものがあげられます。
ストレスや感染症が貧血を悪化させることが分かっているので、飼育環境を整えてあげましょう。 - 進行性網膜萎縮症
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こちらも遺伝性の病気で、目の奥にある網膜の一部に異常が生じ、徐々に変性・萎縮していくことで眼が見えなくなる病気です。
猫ではあまり見ない病気ですが、ベンガルやアビシニアンでは遺伝性疾患として報告されています。
症状は夜に見づらくなる「夜盲」から始まり、病気が進行すると昼間でも視力が低下してほとんど見えなくなってしまいます。
発症した場合は、部屋の中の配置を変えないようにしたり、二次的に発症する白内障を予防するためにサプリメントを与えてみるのもいいですね。 - 骨折
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ベンガルは活発で上下運動を好むので、キャットタワーや高いところからの落下・着地の失敗などで骨折をしやすいです。前脚では橈尺骨・中手骨、後脚では大腿骨・脛骨・中足骨が骨折しやすいです。
歩き方が変だったり、腫れていたら病院へ連れて行きましょう。
ベンガルの飼育方法
筋肉質で活発に運動するベンガルの体には高タンパク・高脂質のフードを与えましょう。
上下運動を好むので骨も丈夫にしておかなければなりません。そのためにカリウムとリンのバランスが取れていると安心です。
ベンガルを飼育するのに平面な環境は好ましくありません。
キャットタワーは天井で突っ張っているタイプの物が高さが出てよいでしょう。持ち家の場合は壁にキャットウォークを設置するなどの【猫のためのDIY】が流行っています。
遺伝性疾患が発症する可能性があるので、若いうちから定期的に健康診断を受けましょう。
普段からよく見ておくことも大切ですが、症状が出てから気づくのでは遅い場合もありますが、検査で早期発見することができるかもしれません。
いつまでも健康でいてもらうためにも欠かさず受ける事をおすすめします。
お世話におすすめのグッズ3選!
ベンガルの価格相場
〇価格相場は20~50万円ほど
かなり幅がありますが、ベンガルは特に毛色や模様が価格に大きく影響します。
また、ベンガルには遺伝性疾患もありますので価格が安い子の場合は親の情報もよく確認しましょう。
お迎えするにはペットショップかブリーダーですが、ペットショップではなかなか見かけないのでベンガルのブリーダーを探すのが早いかもしれません。
ベンガルにと似ている猫
トイガー
ベンガルのブリーダーが、サーキュラマーキング(野生のトラが持つ縞パターン)をもったベンガルの子猫を発見し、育種され誕生しました。体格はベンガルよりも一回り小さいです。フレンドリーな性格をしていますが、飼い主への依存性が強くないのでベンガル程甘えては来ません。
オシキャット
アメリカのブリーダーがアビシニアンとサイアミーズを交配させたところ偶然に1匹だけスポット模様を持つ猫が誕生しました。この交配がさらに進められ、計画的に誕生しました。性格はフレンドリーで人間が大好きな子が多く、犬の様にしつけがしやすいと言われています。
エジプシャンマウ
歴史が古くエジプト発祥の猫種で、スポット模様は血統猫の中では唯一、人為的な力が加えられておらず自然な繁殖にによるものと言われています。性格はやや繊細で怖がりな面もありますが、犬の様にしつけができる程知性のある猫とも呼ばれます。さらにイエネコでは最速の時速48㎞で走る程身体能力が高く活発なので、室内飼育でも運動ができる環境を作ってあげるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は【ベンガル】をご紹介しました。ワイルドで野性的な見た目で体も大きく、ファンも多い猫種です。
人懐っこく、飼いやすい猫種ではあると思いますが、健康的な体を作るためのフード選びや運動をさせるための環境作り・遺伝性疾患についても気にかける必要があるのでしっかり管理できる人に向いているといえます。
とはいえ憧れのベンガルとの生活は日々の疲れも癒してくれたり、見ているだけで幸せな気持ちになること間違いなし!私はトラやライオンが大好きなので、野性的な見た目をしているベンガルにはテンションが上がります。
お迎えを検討している場合は、ベンガルにあった飼育環境をしっかり用意してあげましょう!
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