猫は犬と比べても吐く回数が多い動物ですが、様子を見ていても大丈夫な嘔吐と緊急性のある嘔吐の違いは分かりますか?緊急性に気がつかず症状が悪化したり、苦しい思いをさせてしまうなんて飼い主として避けたいですよね!この記事では吐いてしまう理由と対策をまとめてご紹介します。
胃液やフードを吐いた場合

胃液(薄い黄色で泡っぽい)や食べてすぐにフードを吐いた場合は空腹が考えられます。
食べてすぐにフードを吐いてしまう場合、お腹が空いた分早食いしてしまうことで空っぽだった胃に刺激が加わる事で嘔吐に繋がります。この場合はフードをこまめに少量ずつ与えるか、難しい場合は早食い防止の食器で与えるようにして対策しましょう!
毛玉を吐く場合

猫の舌には糸状乳頭(しじょうにゅうとう)という細かな突起がびっしりついており、猫に舐められると「ザラザラしている」と感じるのです。このザラザラがブラシの役目をしており、舐めて毛づくろいをすることで清潔を保ったりコミュニケーションを取ります。
毎日ブラッシングをしてあげる事で舌に絡まって飲み込んでしまう毛を減らすことができます。また、ブラッシングをしていてもよく毛玉を吐く猫ちゃんには毛玉ケアのフードを与えるのもよいでしょう♪
猫草を吐く場合

草を食べるのが好きな猫ちゃんいますよね!うちの猫ちゃんも草が大好きでたまに買ってきてあげるとすごく喜んでいます(笑)ですが、大好物だからといって沢山あげてしまうと胃を刺激し嘔吐に繋がります。
与えるときは少量ずつにし、それでも与える度に吐いてしまうなら猫草を与えるのはやめておきましょう。猫草は猫が生きていくうえで必ず必要なものではないので、体に合わないのであれば与えないほうがよいです。
受診する必要のある嘔吐

- 一日に何度も嘔吐する
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1,2回嘔吐の嘔吐でその後も元気であれば様子を見ていても大丈夫な場合が多いですが、短時間で何度も嘔吐が繰り返される場合は緊急性の高い病気の可能性があります。また、嘔吐は繰り返す事で脱水の危険もあるので早く病院に連れて行きましょう。
- 嘔吐が数日続く
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長期的に嘔吐が続く場合は慢性的な病気が隠れている場合があります。いつから続いているのか、体重は落ちていないかなど病院で相談しましょう。
- 嘔吐物に血が混じる
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口の中や消化器官で出血をしています。出血量によって血の色は変わりますが、チョコレート色は大量出血の可能性がありとても危険です。病院に行く際は嘔吐物を持っていけると良いですが、難しい場合は写真を撮って状態が分かるようにしましょう。
- 嘔吐したあとぐったりしている、胃が張ってきている
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異物(おもちゃの破片や布、ビニールなど)を飲み込んでしまった場合腸が詰まってご飯を食べても嘔吐してしまったり、胃が張ってきたりすることがあります。お腹が張っている場合は緊急ですので元気そうに見えたとしてもすぐに病院に連れて行きましょう。急変することもあります。おもちゃの小さいパーツやゴミを漁って大きなゴミを食べてしまうことがあるので手の届かないところに片づけたり、触れないようにしましょう。
- 嘔吐と下痢が併発している
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ウイルス性の感染症や中毒が嘔吐や下痢を引き起こしている場合があります。併発している事で脱水が進むので病院につ入れていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は【猫の嘔吐】について解説しました!
皆さんのお家の子はどんな時に嘔吐することが多いですか?うちの子は大食いなのでお腹が空いて一気食いをして吐くことが多いです…なのでご飯の間隔があいた時は少ない量からあげるようにしています。
また、嘔吐には怖い理由が隠れているパターンもあるとお分かりいただけたかと思います。早く気付いてあげるためには日頃から猫ちゃんの様子を見ていてあげる事が大切です。
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